クバネティス(Kubernetes) 環境で Redis 構成の総合評価


Redis 構成の総合評価

Redis/ポッド(Pod) 構成HA Status
(高可用性)
Scalability
(拡張性)
*3-Pod 制限
Redis-Cluster (6 Pods)
(3 Masters, 3 Replicas)
O (Pass)O (Pass)X (Fail)
Redis-Sentinel (6 Pods)
(1 Master, 2 Replicas, 3 Sentinels)
O (Pass)X (Fail)X (Fail)
Redis-Sentinel (3 Pods)
(Sidecarパターン: Redis と Sentinel を同じポッド(Pod) に構成)
△ (Warning)X (Fail)O (Pass)
Redis-Standalone (1Pod)
(Master 1台)
X (Fail)X (Fail)O (Pass)

* 3-Pod 制限: 小規模インフラや制約によりポッド(Pod) 数を最大3個に制限する環境を 想定した評価項目です(初期企画時に Sentinel 構成や HA/拡張性要件を十分反映でき なかったときに主に発生します)。   ポッド(Pod) 数に制限がない環境なら、この項目は評価から外しても構いません。

🧑‍💻 アーキテクチャ最終検討の結論

  • Redis-Cluster (6 Pods): 高可用性(HA) の確保と今後のデータ/トラフィック増加に伴う 可用性の拡張性(Scalability) をどちらも満たすので、運用環境の最優先推奨案です。
    ✅ Master 1台がダウンしても、残りの2台の Master は止まらず正常動作します。 つまり、システム全体の麻痺ではなく『1/3 区域の部分障害』に被害が限られます。
  • Redis-Sentinel (6 Pods): 単一 Master 構造のため、書き込み(Write) トラフィック集中時に性能 ボトルネックが起きることがあります。参照(Read) 分散はレプリカノード(Node)(Replica)で可能ですが、 レプリカノード(Node) を増設しても書き込みボトルネックの解消には限界があります。
  • Redis-Sentinel Sidecarパターン (3 Pods): 単一ポッド(Pod) 障害時に Redis と Sentinel プロセスが 同時に止まるため運用安定性が落ちます。特に2ポッド(Pod) 同時障害時は Sentinel 定足数(Quorum) 不足で自動フェイルオーバー(Failover) と復旧が遅れたり不可能になるリスクがあります。
  • Redis-Standalone(単独) (1 Pod): Redis 使用メモリが1GB以下で、Redis が約30秒ダウンしても サービスに大きな支障がない環境なら、Redis(Master)1台単独で運用することもできます。   (使用メモリを1GB以下に制限する理由は、メモリ使用量が大きくなると AOF ファイルの読み込みに時間がかかるからです。 もし AOF/RDB を使わない設定なら、メモリ使用量の制限は無視して構いません。)


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